温泉では感染しない、病期が進む前にHIV検査を!

露天風呂温泉

HIVに感染するのは、血液や精液、膣分泌液、母乳が粘膜や傷口に接触したときです。
尿や汗、涙、唾液の中にもHIVは存在しますが、ごく微量であるため、感染はしません。
血液であっても、同じ蚊に刺された程度では感染の心配はありません。
蚊が吸血時に、前に吸った血を戻す量はごくわずかだからです。
唾液で感染するには、バケツ5杯分の量が必要です。

HIVはヒトやチンパンジーの体内でしか生きられず、空気や水に触れるとすぐ死にます。
そのため、温泉でHIV感染者と同じ湯につかっても、感染することはありません。

感染機会があった場合は、3か月後には、病院か保健所、またはHIV検査キットで検査をしなければなりません。
HIVに感染していたとしても、早期に治療が開始できれば、普通に生活して寿命をまっとうすることも可能です。
しかし、適切な治療をせずにいて、免疫細胞の破壊が進み、エイズを発症してからだと、30か月後の生存率は80%となります。
現在の医学では救えない例も出てくる事態となります。

HIV感染後の病期は3つに分かれます。
急性期、無症候期、エイズ発症期です。
エイズを発症する前に治療を開始できれば、30か月後の生存率は99%です。
エイズ発症の直前に治療を開始しても、予後は良くありませんので、感染から10週間程度続く急性期に、感染の有無を調べることが大事です。

無症候期の期間は、以前は10年程度であることが多かったのですが、近年は短くなってきています。
2年というケースもあり、3年であるのは珍しいことではなくなりました。
無症候期は症状がほとんどないため、検査する動機がないため、その病期になる前に検査することが望まれます。