若者より通院に苦労する高齢者は注意とHIV検査を!

笑顔の高齢夫婦

高齢者がHIVに感染した場合、若者より抵抗力がなく、免疫が弱っているため、進行が速いという特徴があります。
しかも、通院するのがたいへんなため、治療の継続がしっかりとおこなわれないこともあり、注意を要します。

一般的に、高齢者はHIV感染に関する正しい知識があまりなく、エイズが流行し始めた初期の頃の情報しか知らないこともあります。
当時は十数年後にいずれにせよ死に至るのだから、検査しても仕方がないと考える人々もいました。
当時であっても誤った考え方ですが、現在はエイズに関する研究が進んで、状況はさらに変わっています。
HIVに感染する経路は限られているため、感染を防ぐことは十分できますし、感染したとしてもHIV検査をして、早期発見、早期治療をすれば、死に至ることなく普通に暮らして天寿をまっとうできます。
まだ根治薬は開発されていないため、抗HIV薬を生涯飲み続けることにはなりますが、そうしている限り、慢性疾患のようなものとなります。

しかし、感染機会があったにもかかわらず、HIV検査を受けずに放置していると、現在では3年後程度でエイズを発症することが珍しくありません。
HIV感染に気づかずに、突然エイズを発症するケースは、高齢者に多いという特徴があります。
早期発見すれば助かるということも、匿名の検査方法があることも知らずにいる人が少なくない可能性があり、その影響かもしれません。
それでなくても高齢者は免疫が弱ってきているため、HIVウィルスに感染してからの進行は速いものとなります。

そのため、すこしでも早く感染の有無を調べて治療を始めなくてはなりません。
60歳以上の新規感染者数は新規感染者全体の15%を占めるとする見方もあります。