虫刺されで感染はしない、無精子症はHIV検査

HIVへの感染経路は限られています。
血液や精液、膣分泌液、母乳が、傷口や粘膜に触れた場合に感染します。
皮膚に触れた程度では感染しません。
唾液や尿、汗、涙にもHIVは含まれていますが、数が少ないため、これらでは感染しません。
唾液で感染するには、バケツ5杯の唾液が必要になります。

感染者の口の中で出血があった場合は、口の中は皮膚ではなく粘膜のため、ディープキスでも感染する可能性があります。
ただ、同じ虫に刺された程度では感染しません。
蚊がその前に吸血した血を次の吸血の際に、戻してしまう量はごく微量であるため、たとえ血液であっても感染の心配はありません。

感染機会があったと認識したら、必ずHIV検査を受ける必要があります。
一部の性病では無精子症になることもあるため、受診するケースもあるようですが、性病にかかるということは、HIVに感染した可能性もあるということです。
性病検査の際には、必ずHIV検査も受けるようにしましょう。
性病は、致命的な病とは言えない面がありますが、HIVに感染して放置していれば、致命的な状況となります。

しかし、早期発見してすぐ治療を開始し、エイズを発症するのを防げれば、もはや命に関わる病ではなくなっています。
体内のHIVを根絶することはできませんが、検出限界値以下まで減らすことまではできるようになっています。
その状態を保っていれば、根治薬が出て、完治できるようになるかもしれません。
もし薬の開発が遅れても、生涯適切に薬を飲み続けさえすれば、普通に暮らしながら天寿をまっとうすることができます。
しかし、放置していたら確実にエイズを発症します。
そうなると日常生活に支障をきたすようになり、死亡率も上がりますので、それは避けなくてはなりません。